MU 03.懸垂は自然にストレッチが効く点が最強

ここからの懸垂に関する記事の目標

懸垂10回到達にたとえ1年以上かかっても、継続できるようモチベーションを維持させること。
感情に訴えながら、懸垂のコツを少しずつ語っていきます。

懸垂はあこがれであり、トラウマでした

中学生の頃、体力テストの種目に男子は懸垂がありました。(女子は斜懸垂でした。)
小学生までは男子も斜懸垂だったので、1回もできないという事態にはなりませんでした。
ところが中学にあがり、種目が懸垂に変わると純粋に1回もできませんでした。
しかしそれは中学生男子には恥ずかしすぎる。

で、どうしたかというと鉄棒に飛びついた勢いを利用して1回、そこからは肘を伸ばし切らずに2回くらいを根性でやって、記録上はなんとか0回を回避するという感じでした。
↓今となってはあまりリアルに再現できませんが、こんな感じの動きだったと思います。


↑の動画で注目してもらいたいのは、肘も脇も伸びきっていないところです。
正直、できない懸垂を無理矢理ごまかしていたというトラウマになっています。

できない人には分かると思いますが、肘と脇がしっかり伸びきった形でぶら下がった状態からだと、肘がピクリとも曲げられないのです。
トレーニング開始時点のモチベーションは、「きちんと懸垂ができるようになりたい」でした。

なぜ敢えて物語をはさんだのか?

上記の物語をはさんだのには、実はとても大切な理由があります。
それは読者の印象に残るためにはエピソードが重要とかそんなことではありません。


わたしにとって「懸垂」ができるようになる
=肘と脇がしっかり伸びきった形でぶら下がった状態から、身体を持ち上げられるようになること
と自然に思えていた。
前出の動画のような、肘が伸び切らない動きはできたとしてもトラウマが消えない。
今思うと、このこだわりは懸垂という種目の効果を高める上で、極めて重要でした。
一般的な表現にすると、対象筋にストレッチが効いた状態に自然にもっていけたからです。

懸垂は疲れれば疲れるほどストレッチが効かせやすくなる

最近の懸垂はこんな感じです。
上の動画との違いは、肘と脇が伸びたところから身体を持ち上げているところ。
これができるようになりたかった懸垂です。

最近ではインターネットで良質な筋トレコンテンツをたくさん見ることができます。
そして、「ストレッチを効かせることは、筋肉を成長させる上で極めて重要な要素であることは科学に裏付けられた事実」であることを教えてくれます。

わたしの役目は、このとても大切な真実を、経験ベースで、懸垂ができない人に伝えることです。

懸垂は肘と脇が伸びるまでしっかりぶら下がると、「自然に」「適切な」ストレッチがかかるところが非常に良いのです。
疲れれば疲れるほど、ぶら下がった状態で息を整えないといけなくなるので、ストレッチしたまま耐えて、さらにそこから身体を持ち上げるときに収縮させることになります。
肘、脇を伸ばし切ることを意識しなくても、疲れてくると自然にストレッチさせられるため、さほど意識しなくても良質なトレーニングができるところが初心者にも向いています。
そして、次の記事につながりますが、このストレッチは決して広背筋だけのものではないところがなお良いのです。

まとめ

懸垂は疲れれば疲れるほどストレッチが効かせやすくなる所が最強なのです。
だから、肘と脇を伸ばし切るという点だけは妥協しないようにしましょう。

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