結論から言うと「正確な動作が自然と体得できる」こと
せっかく結論から書いたのに文章だと弱すぎるので、まずは↓の2つの動画だけ見て下さい。
上の動画は初動で下半身の反動を強く使っており、膝が曲がってイマイチなフォームです。
一方下の動画は反動をおさえ、膝も伸びてよくなってきたフォームです。
チューブ補助であれば「上の動画のようなイマイチなフォームには絶対にならない」ということが重要です。
なぜチューブ補助だとイマイチなフォームにならないのか?
チューブ補助でマッスルアップしている時の連続静止画像です。
①チューブの張力を最大限利用したいので、身体を真っすぐにして足は矢印方向に蹴ってゴムを最大限伸ばしています。
②上半身はバー引き始めていますが、足は相変わらず矢印方向にゴムを蹴ることで張力を利用し上方向への力を感じています。
ここで膝を曲げてキッピング動作をするとゴムが足からはずれて張力が得られなくなるので、チューブ補助の場合は自然とキッピング動作ができなくなるわけです。
③この辺りまで身体が持ち上がると、感覚的にはゴムの上に立ち上がる感じでディップス動作が補助されます。
このように、チューブで補助すると張力を得ようとするので自然にキッピングはしなくなります。
練習量を補うためにチューブ補助やりまくった結果フォームと筋力が身に着いた
下のグラフは「1日で挙がったマッスルアップの回数」を青の棒グラフで表したものです。
2022年5月5日がDay 0で、この日に初めて1回だけ挙がりました。
5月8日 Day 3にも1回挙がって合計2回となりました。
チューブ補助なしでのマッスルアップは自分にとって非常に負荷が強く、その後は3ヵ月間で数回しか挙げられませんでした。
これでは練習量が足りないため、ひたすらチューブ補助で回数をかせぎました。
チューブ補助の反復練習と、ごくわずかな補助なしマッスルアップを並行して行う中で、身体が持ち上がる時の感覚が違うことを感じ始めました。
動画にすると↓のような感じです。足の使い方で浮き感や重心の位置の違いを体感するようになったのです。
チューブ補助があるときと、ないときとでは、似てはいるけど細部が異なる動作をやっていました。
補助なしでは、少しでも高さをかせぐためにキッピングすることでディップスに移行できる所まで身体を持ち挙げていました。
できないうちはキッピングマッスルアップでもいいと思っています。
でも、理想的なフォームは追い求めたい。
マッスルアップと向き合い続けて132日目、86発目をチューブ補助と全く同じ動作でやってみたときに違和感がぶっ飛び、すべてがつながりました。
チューブ補助と同じフォームで、補助がなくてもディップスに移行できる高さまで身体が持ち上がるようになりました。
チューブ補助の反復練習によって最低限必要な筋力も育ち、ある一線を越えた時にキッピングなしのフォームが出来上がっていました。
まとめ
チューブ補助マッスルアップ練習をすると、キッピング動作のないフォームが自然に身に付く。
チューブ補助マッスルアップを繰り返すことで、少しずつ筋力がついてあるとき一線を越える。
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